【続編】先生、あなたに逢えて幸せでした


『忘れ物ない?簡単には取りに来れないし、送るにも時間かかるし』


私はリビングで愛佳を抱っこしながら両親に言った。

「たぶんないと思うけど。由佳と愛佳だけで大丈夫?やっぱり一緒に来た方がいいんじゃない?」


『心配性だなお母さん達は。ゆっくり自分に合う仕事見つけて働き始めるし、たまにはそっちに遊びに行くから大丈夫。』


両親に笑いながら話しているとチャイムが鳴り、玄関の扉が開いた。



< 63 / 80 >

この作品をシェア

pagetop