Snow princess
……最悪。
思った以上に大きな声がでてしまった。
ただでさえ目立つのは嫌いなのに~
これじゃ、黒澤君の隣になれてめちゃくちゃ嬉しいみたいじゃない!
……まぁ、嬉しくなくはないんだけどね!
あぁ、女子の視線が痛い(泣)
「雪乃、黒澤が隣でなんか不満なのか?」
と、担任。
「(はいっ、他の席にしてくださいって言いたいとこだけど)いえ、……別に」
だってそう言っとかないとなんて言われるか…
あ~あ、隣居なくて楽だったのにな。
最悪。(いろんな意味でっ!!)
「じゃあ、黒澤、席につけ。」
担任のその言葉で黒澤君が私の隣の席に座った。