ビターチョコレート【被害妄想彼氏 番外編】
ビターチョコレート
今日も、いい天気。
部屋のカーテンを開けて、空を見る。
その日の空は、
雲ひとつない晴天だった。
「今日はいい事ありそう」
そう言って伸びをした。
私の名前は松田千代子。
今は女子大に通っている。
私は服を着替え、
部屋を出た。
「お嬢様、おはようございます」
お手伝いさん達が、私の部屋の前で挨拶をする。
「おはようございます。
今日も朝からご苦労様です。」
私も深くお辞儀をして、
廊下を歩いた。
廊下をしばらく歩いていると、螺旋状の階段がある。
それを降りると、
お父様が先に食事についていた。
「お父様。
おはようございます。」
私はお父様に挨拶し、
席につく。
「おぉ。
千代子、おはよう」
お父様はそう言うと食事を続け、
私も一緒に食事をとる事にした。