どっちが先生?

@ 先生目線




俺は菜月のことを
放っておけなかった。


初めて会った時から
菜月の目はとても悲しくて
いつも何かを訴えていた。



それでも、周りに
迷惑をかけないように
無理して笑う菜月



初めはそんな菜月を
ただ黙って遠くから
見守っていた。



だが、思い詰めた表情で
窓から空ばかりを
見上げている菜月を
どうにかして助けてあげたい


俺はそう思うようになった。




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