どっちが先生?



やっと近づけたと思った矢先

菜月は学校に来なくなった。



担任でもない俺が
菜月の家に行く
わけにもいかなかった。


毎日ケータイが鳴るのを
待っている俺。

気付けば俺は
自分から電話していた。


電話の向こうで
泣きながら
俺を呼ぶ菜月。


公園で会った菜月は
さらに痩せてて震えてて…



俺が抱きしめると
黙って抱きしめ返す菜月


俺は絶対菜月を助ける


そう心に誓った。



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