恋は戦争
「なにマー君、佐内…えーと……。」


「莉子です。」


「そう!その、佐内莉子さんにコクったんだぁ。」


『失礼な奴だな…。てか羽山マサヒロは、マー君て呼ばれてるんだな…。』


私が、新妻を冷たい視線で見ていたら…。


「あの、もしかして、返事をしてくれるんですか!?」


キラキラした目で、私にそう言う羽山マサヒロに対して私は…。


「うん。羽山君の気持ちとっても、嬉しいよ。だって、1年間も、私の事好きでいてくれたんでしょ。こんな、幸せな事ないって。こんな、私で良ければ…。」


「はい。」


羽山マサヒロの力一杯の、返事は昇降口いや、学校中を震わせた。


『やっぱり、カッコいいな…。こんな良い人が、私の彼氏!?ヤバい、明日から、世界が変わりそう。学校中の人が、私達のことを応援してくれるんだろうな!』









私の考えは、甘かった………。
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