ハロー グッバイ ハロー
「わかった、ちょっと待ってて。準備したら降りるから」
準備すると言っても、財布とエコバックそれに携帯くらい。
ほんと何十秒であたしは下に降りた。
「うし、行くか」
春木くんを先頭に、ドアを開けた。
出て進んだのは左側、駅とは反対方向…だったかな?
「お前ってもしかして方向オンチ?」
「なに、いきなり。駅までの道くらい覚えたから」
「ふーん」
会話終了。
あたしこの人と生活していけますか?