ハロー グッバイ ハロー
春木くんも自分の分を取り出して食べながら
「風呂でもなんでも入ってればよかったのに。こえーよ。電気も点けずにさ」
む。
あたしはアイスを春木くんに投げ返してやる。
ぶつけるつもりだったのに。
キャッチしやがった。
「なんだよ…。陸」
「い、いらない。あたし…」
春木くんはあたしの『いらない』に対してあいづちを打った。
興味なさげにふぅん、と。
ああもうだめだ。まだ一日も経っていないけど。
「あたし、やっぱり出てくっ」