ハロー グッバイ ハロー
扉を叩いているのは春木くん。
なんだかご機嫌斜め…?
「な、なんですか」
「入るぞっ」
入ってきた春木くんはどこからどう見ても怒っていた。
「お前今日飯当番だよ! ほんで俺も今起きた。で、遅刻しそうだっつの!」
「えっ…えー!?」
枕もとに置かれている時計を見るともう八時で。
確かこれから通う学校は、八時半までに登校しなくちゃいけなくて…。
春木くんは低血圧の人かな、なんてのんきに思っている場合ではなかったらしい。