この木の下で・・・

to 春喜

「二葉ちゃん!?」

誰かの叫び声がした


二葉…???


「え???春喜???ちょっ!!!」


俺は女を置いて走った



なんで二葉…走ってんの???

つーか…
なんで俺まで走ってんの???

その答えを知るため


とりあえず二葉が走っていったと
思われる方向に走った




あの女は同じクラスにいる奴

今日の放課後…ってゆーか今に
呼び出された


普通の告白

モチロン断った


俺が好きなのは二葉だから


会ったときにはもう好きだった


だけど二葉には好きな奴がいる

だからかなわない恋…なはず…


< 53 / 209 >

この作品をシェア

pagetop