この木の下で・・・
だけどその女はしつこかった


「ねぇ…付き合って?」

たしかこいつ…
クラス一美人とか
他の男ら言ってたよな…

たしかにブスではないと思う


けど俺の答えは1つ

「無理」

これだけ


「どうしてなの???」

「他に好きな奴いるから」

「そんな人やめてあたしにしてよ」

「無理」

たとえ諦めたとしても
こいつだけは無理だな

「そう…」


やっと諦めてくれた…


と思ったのに…


柔らかい…何かが

俺の唇に当たった


こいつの唇と

俺の唇が重なっていた


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