打算的な彼女とサブカル彼氏
第2章 彼氏彼女の事情
浅野くんと私の距離
浅野くんと夕日の中、二人で帰った事を思い出すと何故か顔がにやけてしまうらしい、友人の美香が言っていた。
本当だろうか?にやけるって何を?謎だ。
カフェテラスで悪評の高い濃いウーロン茶の様な味の安いブラックコーヒーを飲みながら思い出していた。
浅野くんかぁ・・・
好きだという気持ちを一度は面倒くさくて諦めたけど、またわからなくなっていた。
何だかんだで優柔不断なのかな・・・私は
今どき珍しい、アンテナ付きの携帯を開き、浅野くんの受信メールを開く
相変わらず意味を理解するのに時間がかかるメールを読む。
やたらの多いメールに頭痛すら覚える。
だが、それをさし引いたとしても彼は十分魅力的ではあるのだ――
そして、あの別れ際に、今度の日曜日に映画に誘われたのだった、それも絶妙なタイミングでまるで、魔法の様にすんなりと入ってきたから――
題名なんかは判らなかったけど、浅野くんが興味ある映画らしい
速答はしなかった・・
というか、何も言えなかったといった方がよい。
あまりの話に混乱して思考は止まっていたから――
というのが真実だが
デートっていうのかなぁ・・・・これも――
考えながら飲むコーヒーは想像以上に苦い――
頭の中で、またもや金台座の天秤が現れる。
片方には、不安要素もあるが浅野くんと何とかデートする自分――
もう一方は、楽しく日常を1人で過ごす自分
気楽なのは確かに一人だが・・一緒に居ることで、彼氏というステータスも得るわけだし――
今まで出来なかった彼氏の愚痴なんかを、友人にさぞ楽しげに話せるのだ――
何か新しい世界が見えることもある――
しかし、苦労も背負いこむのは確実だなぁ――
惚れた弱みを考慮にいれても、浅野くんを私好みに変えることは容易なはず!
妄想の中の一人ぼっちの私よさようなら――頭の中の天秤は答えを出したのだ――
本当だろうか?にやけるって何を?謎だ。
カフェテラスで悪評の高い濃いウーロン茶の様な味の安いブラックコーヒーを飲みながら思い出していた。
浅野くんかぁ・・・
好きだという気持ちを一度は面倒くさくて諦めたけど、またわからなくなっていた。
何だかんだで優柔不断なのかな・・・私は
今どき珍しい、アンテナ付きの携帯を開き、浅野くんの受信メールを開く
相変わらず意味を理解するのに時間がかかるメールを読む。
やたらの多いメールに頭痛すら覚える。
だが、それをさし引いたとしても彼は十分魅力的ではあるのだ――
そして、あの別れ際に、今度の日曜日に映画に誘われたのだった、それも絶妙なタイミングでまるで、魔法の様にすんなりと入ってきたから――
題名なんかは判らなかったけど、浅野くんが興味ある映画らしい
速答はしなかった・・
というか、何も言えなかったといった方がよい。
あまりの話に混乱して思考は止まっていたから――
というのが真実だが
デートっていうのかなぁ・・・・これも――
考えながら飲むコーヒーは想像以上に苦い――
頭の中で、またもや金台座の天秤が現れる。
片方には、不安要素もあるが浅野くんと何とかデートする自分――
もう一方は、楽しく日常を1人で過ごす自分
気楽なのは確かに一人だが・・一緒に居ることで、彼氏というステータスも得るわけだし――
今まで出来なかった彼氏の愚痴なんかを、友人にさぞ楽しげに話せるのだ――
何か新しい世界が見えることもある――
しかし、苦労も背負いこむのは確実だなぁ――
惚れた弱みを考慮にいれても、浅野くんを私好みに変えることは容易なはず!
妄想の中の一人ぼっちの私よさようなら――頭の中の天秤は答えを出したのだ――