恋する俺サマ先生
授業が始まっても、その内容が頭に入るわけでもなく、ただぼんやりと黒板に目をやっていた。
気がつくと、あっという間に放課後になっていた。
私は自分の荷物をカバンに入れると、何やら廊下が騒がしいことに気づいた。
何だろう??
ガラッ…!!
勢いよく、教室の扉を開ける音が聞こえてビックリしながら見ると、そこにいたのは数名の三年生の女子だった。
づかづかと、教室に入り込んだ女子達は私と目が合うなり、キッと睨みつけられた。