恋する俺サマ先生





「大体俺は、ファンだなんて認めた覚えなんてない。」



先生がそう一言加えると、一人の女子が話し出した。



『でも、先生とその子だけ仲良くするなんて可笑しいじゃないですか!アタシらだって先生と話したいのに…』




一人が話し終えたと思うとそれに続くようにもう一人も口を開けた。






『そうよ!!アタシ、見ちゃったんだから。先生がその子を抱き上げて保健室に連れて行く所を!!先生はその子だけ特別扱いするんですか!?』



その女子は声を大きく張り上げる。




あ、見られてたんだ‥。





もしかして、保健室を後にした時に感じた視線って……








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