恋する俺サマ先生
そう安心した瞬間に先生は私にいきなり抱きついてきた。
「……っ!?」
一瞬、何が起こったのか分からずビクっと体を震わせると、私をさらに強く抱きかかえてきた。
「……せんせ?」
私が先生の顔を覗き込もうとすると、突然体を離して私の顔を見つめた。
「何やってんだよ、お前…怪我でもして入院でもしたら、どうすんだよ!!何のために、俺がわざわざお前のために時間を割いて、理科室で待ってたんだよ!?……頼むから、これ以上心配させんな……」
そう言って再び、私を強く抱きしめた。