恋する俺サマ先生
12.狼の本性剥き出し?!
どうして、こんなに先生のこと気にするんだろう?
私は、あの日以来…誰も信じないってそう心に誓ったのに、どうして……?
「…日比野さん…」
「はっ、はい!!」
声のする方へと顔を上げると、私の担任の浅野 りつこ先生がいた。
浅野先生はこの学校で美人で有名な先生だった。
「もう、HR終わったわよ?」
その言葉でハッとして、辺りを見渡すとすでに教室はガラ空きで、残っているのは浅野先生と私だけであった。