恋する俺サマ先生
「だっ、誰も言ってません。それより、話って何ですか?」
先生は私からの質問を聞いて、思い出したように話だした。
「あぁ、そのことなんだが…」
「なぁ日比野、今夜花見に行かないか??」
「いや、来い。絶対だ」
先生はそう言って意地悪な笑みを浮かべた。
「はなっ…花見ーーっ!?」
思わずビックリして、大声を出してしまった。
「おいっ!声でけぇよ……ったくそんなに驚くことないだろう?夜桜、一度でいいから見てみたいんだよ」
「だっ、だって…先生が変なこと言うから、ビックリしたんですよ!!…って、先生は何で私を誘うんですか?」