恋する俺サマ先生





う゛っ、先生には逆らえない…。





『高宮先生、至急職員室へ来て下さい』




放送のアナウンスだった。





先生はそれを聞くと何かを思い出したように時計に目を向けた。





「あっ、やべぇ…。会議があるんだったな…んじゃあ、後でな!!」






そう言って慌てたように理科室を飛び出して行ってしまった。






はぁー…。



結局また強引に押し付けるんだね、高宮先生は…





って、そういえば私も時間がない。




次の授業が始まっちゃうし、急いで教室に戻らないとっ!










< 158 / 232 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop