恋する俺サマ先生
先生、どこ行ったんだろう。
もう、元はと言えば先生が待ってろって言ったのにどうして私がこんなに心配しなくちゃいけないの!?
私は重たい足取りでとぼとぼと廊下を歩いていると、靴箱の方から騒がしい声が聞こえてきた。
何だろうと思い近づいてみると、二年生の女子達に囲まれてる高宮先生の姿があった。
あっ、ここにいたんだ。
でも、どうしてこんなところに?
私は気になって、見つからない程度に耳を傾けて会話を聞いた。
『先生って、好きな果物ってなにぃ?』
一人の女子が先生に色目を使った言い方で聞いた。