恋する俺サマ先生





「…それは、イメージを崩さないためなんだよ!!」




え?それってどういう…





先生は私が疑問に思っていることに気づいたのか、めんどくさそうに口を開いた。





「…だから、今の俺は王子様的存在で、本当の俺を出すとイメージが崩れてみんなに引かれちまうから、わざわざ口調とか変えてんだよっ」




ヘェ~そっか。


ん?だけど、


「でも、私が三年生達からいじめられてるときは普通に俺って言ってたのは‥?」





「あん時は取り乱していて‥気がつかなかったな。ー…もう、分かっただろ?鈍ガメ。こんなに俺が丁寧に教えてやって、分かんなかったら…そうとうバカだな」






あ~なるほどって…どんガメ?!




それって私のこと??









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