恋する俺サマ先生
「寄るところがある…じゃなくて、理科の課外授業にしとけ!こんな夜遅くに一人でいると、親が心配するだろ?」
まぁ、確かに他の親は心配するかもしれないけど、私の親はー‥
心配なんてしてくれない。
あの日、私の言葉を信じなかった親なんかするはずがない。
私はあの日の事を思い出して、再び怒りがこみ上げてきた。
どうして、私だけあんな酷いことされなければならなかったのか…
親も、友達も先生も…
みんなー…
「信じてたのにっ!」
今までのことを一気に思い出してしまい、溢れんばかりに大粒の涙が流れこんだ。