恋する俺サマ先生
元気のない私を楽しませようとしてくれたこと…
みんなみんな、私の為にしてくれたことだった。
先生はいつも私のことを一番に考えてくれていて、そんな先生をいつの間にか心の底から信じていたのかもしれない。
ある日のことで悩んでいる私に気づいて欲しかったのだと思う。
だから、こうして先生が私の支えになってくれると言ってくれたことが今はとても嬉しい。
こんなに人を信じることが心強くなるなんて、今までの私は想像もつかなかった。
「結衣…俺を信じてくれるか‥?」
先生が私の目をしっかりと見据える。
その真剣な眼差しに私は吸い込まれるように小さく、でも力強く頷いた。