恋する俺サマ先生





「んで、俺はとっさにその女の子に近づいて助けてやったんだよ。まぁ、その子があんまりにも桜の花びらを欲しそうな顔してたから‥」






「5枚の花びらがついた桜がやったんですよね?」






先生は私が答えると、驚いた様子で目を丸くしていた。






「お前…どうしてそれを知ってるんだ??」





「私がせの女の子だからです」





きっぱりと話すと、とても驚いた感じで話した。





「え、本当か‥?じゃあ、俺とお前はその時から出逢ってたんだな!これって凄い奇跡だよな?」







「は、はい。私、その男の人に助けてもらっていながら、お礼も言わずにいたので…」






「あれからずっと会ってお礼が言いたいと思っていたんです。それがまさか、先生だったなんて…」











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