恋する俺サマ先生
ふぅ、長かったようで短かったような時間だったなぁ。
「先生、送ってくれてありがとうございました。今日は嬉しかったです。その…悩みを聞いてくれて」
「そうか。それは良かった。また、何かあれば言えよ?あっ、そうそう…」
先生はそう言って、車から降りると私のもとへとやって来た。
ん?
何か手に持ってる。
何だろう…?
「日比野、手出せ」
えっ…手出せってまたキスしる気??
なかなか手を出そうとしない私に気づいたのか、少し悲しい様な顔つきになった。