恋する俺サマ先生





そう言って先生の大きな手が私の頭を軽くポンポンとすると、何事もなかったように車へ乗り込んでさっさとエンジンをかけて去っていってしまった。






なっ…なにあれ!?




私は先生の去っていった道を見つめると、へなへなとその場にヘタレ込んでしまった。






いきなりキスしといてハイっ、さよならって…自分勝手すぎる!!




おもむろにさっき触れた唇を指でなぞる。





でも、暖かかったな…‥





唇から暖かい温もりが伝わってきて、なにか安心できるって感じがした。





って…何考えてんの??私…




自分の頭をブンブンと降って心を落ち着かせようとする。




ダメだ…先生のことを考えると、頭がおかしくなちゃう。




考えちゃ、だめ…。




自分にそう言い聞かせ、この日は眠りの中に落ちていくのだった。










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