恋する俺サマ先生
「高宮先生と一緒の時間が増えるしね!そんでさ結衣、結局のところ高宮先生とはどうなったの?」
ずいっと聞く真琴。
私はいまだに昨日の出来を話そうか悩んでいた。
いつまでも話そうとしない私を見て真琴は悲しい表情になった。
「まぁ、話したくないなら仕方ないと思うけど…私は結衣と何でも話せる親友になれたと思ってたんだけどね…」
そう言って自分の席に戻ろうとしていた。
「ま、待って!」
私はその様子をみてつい話しかけてしまった。
真琴がそんなことを思っていてくれてたんだから…私も少しは信用しても大丈夫だよね…?
それに、高宮先生は私を信じてくれている。
何も心配はないよ。