恋する俺サマ先生
第五章
17.不意キス
真琴に屋上で話しを聞いてもらった後、私たちはまだ授業が終わっていない静かな廊下を歩いていた。
「静かだねー。」
「そうだね…」
本当に静かだ。
音が聞こえるのは、私と真琴が歩いている音だけ。
あとは静まり返っている。
「日比野…」
その静まり返っている廊下に凛とした声が響いた。
突然後ろから声が聞こえ、驚いて振り向くと、そこにはクラスメイトの…
千葉 洋平が立っていた。