恋する俺サマ先生
先生には、洋平のこと話しといたほうがいいよね?
「は、はい…」
「取りあえず、こっち来い」
先生は私が返事をすると、私の腕をとって歩いた。
しばらく歩いてたどり着いたのは、理科準備室だった。
先生は理科準備室に入ると扉を閉め、近くにあったパイプ椅子に腰掛けた。
私はどうしたらいいかウロウロしていると、それを見て先生が軽く笑っていて、自分と向かい合わせになるように椅子を私に差し出した。
先生って少し意地悪だ。
私が困ってるのわかっておきながら、黙って様子を見て楽しんでるだもん。
先生は私が座ったのを確認すると、唐突に聞いてきた。
「それで、アイツとどんな関係なんだ?」