恋する俺サマ先生
その眼は少し真剣で、私のことを全てお見通しと言わせるような眼だ。
私は洋平のことを全て話そうと口を開いた。
「えっと…洋平とは同じ中学校でー‥」
私が話し始めると先生がいきなり話しの間に入ってきた。
「いや、それも聞きたいことだけどな、どうしてお前たちはこの時間、廊下にいたんだよ。
今、授業中だろ?」
それが一番聞きたいとでも言いたいような顔で話す。
あぁ、そうだった。
今ってまだ授業中なんだよね。
なのに今、廊下で騒いでいたから変だと思ったんだよね。
でも、なんて言えばいい?
先生のこと真琴に話してたなんて、言えないし…。