恋する俺サマ先生
それって、私がさっき答えなかったから…。
先生が直接、洋平に聞くってことだったんだ。
でも、なんで先生はそんなに洋平のこと気になるんだろう…。
そう考えている間に、裏庭へと辿り着いた。
裏庭は校舎の裏にあるから、誰かが授業をサボったとしてもわからないで有名。
でも私はここに来たのは、初めてだった。
辺りは静まり返っている。
花壇にちょこっと小さな花が植えてあったり。
先生…どこにいるんだろうー‥
そう思いながら茂みを歩いていると、誰かの話し声が聞こえてきた。
その声からは怒鳴りつけているような声も聞こえた。
私はその声の主を知るために、相手の人たちに気づかれないよう忍び足で近づく。
「だから、何でお前に話さなきゃならならいんだよ…!」