恋する俺サマ先生
教室に入ると、みんなが一斉に私のほうに目を向けた。
私は先生に「すみません」と言って、自分の席に座ったのだった。
学校へ着いてからも眠気が一向にとれず、ついに授業中に寝てしまった。
「…びの、日比野」
英語科の新島先生の声が上から聞こえて、ビックリして顔を上げた。
辺りを見ると、みんなの視線が突き刺さった。
「日比野、授業中に寝るなんて駄目だからな!今日のところは見逃してやるけど、次はそうはいかないからな……じゃあ、授業続けるぞー!!」
「はい…すみません」