恋する俺サマ先生
私はそう言ってため息をした。
何やってんだろ……私。
いくら眠いからって、授業中に寝るなんて。
新島先生の顔を見て、英語の授業に眠気と戦いながら真剣に取り組んだ。
そして授業が終わり、私があくびをしていると、真琴が不安げな顔をして近づいてきた。
「大丈夫?すごく眠そうだけど…」
私はなんとか意識を戻すと「大丈夫」とだけ言った。
真琴の顔をチラッと見ると、不安げな顔はそのままで答えた。