恋する俺サマ先生
キーンコーンカーンコーン‥。
ガラガラ……。
教室の扉を開けて中に入って来たのは白い白衣を着た背の高いメガネをかけた男の先生だった。
「えぇ~3組の理科の担当になった、高宮 浩戸。今日はまず1日目だから、自己紹介からしてもらおう」
そう言うと少し考えたように腕を組むと 「やっぱり、自己紹介は次の時間にして、ギャグをその時一緒に言ってもらおう。ただの自己紹介だとつまんないからな…」
え!?何?ギャグって…どういうこと??
クラスのみんなは先生の言葉に騒ぎ始めた。
「つまり、次の時間に自己紹介をしてその後に一つギャグを言うこと。だから、次の時間までに考えておくんだぞー!良かった人には、成績を上げるかもしれないからな…」
先生はふざけたような顔をして言うと、みんなは本気にしたらしく、クラスが更に騒がしくなった。
そんな、ギャグ一つで成績が上がるって…ありえないし……。
しかも、なんでギャグなの??
「よーし、今日は授業をするぞ!まずは中学校の復習からしようかな?じゃあ目が合った……日比野答えて?」
ドキっ!!…えっ、何でよりによって私なの?