恋する俺サマ先生





今、教室に戻ったとしてもまた私の噂をされるだけだと思うし、とりあえず1時間目だけでもサボるしかない。






屋上は普段あまり人がいないから、今一人になるなら丁度良い場所だった。







階段を上りきると、屋上の入り口となる扉が一つあった。




私は恐る恐るドアノブに手を回す。





ガチャッー…



扉に開けた瞬間に外の生暖かい風が吹いて、私の髪がなびく。



周りを見ると、誰もいなかった。









< 95 / 232 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop