Last Quarter
高校2年だったあの日、俺はバイトの帰り道でたまたま普段はあまり通らない公園を通りかかった。


夜中の12時近くともなれば、昼間の活気が嘘のように静まりかえっている公園。



♪~♪~


(あれ?歌声?こんな時間に誰だろう??)


俺はその声のする方へ足を進めた…


足を進めるにつれ、その声がハッキリ聴こえてきた。


「もう二度と戻らない温もりを~♪」

(綺麗な声なのに、どこか悲しい声…)




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