Last Quarter
「心配してくれるんだ。ありがとうね♪」

そう言い微笑む彼女の顔はなぜか悲しそうに見えた…








「今日は満月だね・・・」

『あ―凄い綺麗だな!』

「私は満月より下弦の月の方が好きだな。」

『下弦の月?』

「そう。左半分が光って見える月を下弦の月って言うの!」

『へ~そうなんだ!』



しばらくふたりは月を見上げていた…





「私そろそろ帰るね! バイバイ!!」

『おう!じゃぁな!』

立ち去るキミを俺はただ見送った。



また会いたい!
俺は柄にもなくそう思った・・・


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