◆昨日よりもキミが好き◆
「心芽もさ、今日の夜は頼くんと過ごすんでしょ?がんばってよ。わたしホントに応援してるから..」
急に真面目な顔してリサちゃんがわたしの目をみる。
「でも、わたしただの虫よけだもん。始めは頼のこと見向きもしなかったから、今も頼はわたしは頼のことを何とも思ってないって、そぅ思ってるよ。だから誘ってくれたんだぁ。」
「そうかな?ほんとにそうなら誰も誘わないんじゃない??」
それもそうなのかな..?
なんかまた凹んできた。
最近のわたしは頼のことになると
すごく弱気になってしまう。
「..わたし、わたしが頼のこと好きって知られるの怖いんだ。今はわたしが頼のこと、他の女の子みたいに好きになったりしないって頼は思ってるから一緒にいてくれるんだと思う。そこには恋愛感情が生まれないから。楽で居心地がいいって..そういう考えだと思うの。」
「そんなの心芽が勝手に思ってることかもよ?」