◆昨日よりもキミが好き◆
「言いたいことはそれだけ?」
わたしは自分の気持ちを言いきってハッとした。
////わたし..
「お前なぁ..」
頼がふぅっと呆れた顔で近づいてくる。
花火の光に写し出されたその顔は
やっぱり美しかった。
ダメ..わたしもぅ絶対嫌われた..
「ごめんなさぃ..」
わたしがうつむいてそういうと
「俺がいつお前のこと、何とも思ってないなんていった?」
え?
花火の音にかき消されて頼の声がよく聞こえなかった。
「俺の気持ちが知りたいっつったよな?」
頼が一歩ずつわたしに近づく。
??
わたしは自分の言った言葉に我にかえった。