◆昨日よりもキミが好き◆
「心芽それじゃぁまた明日ねーっ!たまには一緒にかえろうね。」
「うん。リサちゃんバイバーイ!」
教室で帰り仕度をしているわたしを横目に
リサちゃんは朝野くんの元へ急ぐ。
リサちゃんも乙女だね。
わたしも頼がまってるから急がなきゃ!
「おっせーぇよ!!」
聞きなれたその声に
顔をあげるとそこには頼がいた。
「頼!!どうしたの~!?わたし待ち合わせ間違えてた?」
「たまには迎えにきてやったんだよ!早く帰るぞ。」
「へ?///」
変なの..///
頼から来てくれた。
たったそれだけなのに、すごく幸せ。
心に暖かいものがいっぱいになる。
「お待たせ!帰ろっっ!!」
頼の腕に飛び付いたわたしに
頼は柔らかく笑った。