◆昨日よりもキミが好き◆

１日中考え事をしてたわたしは
課題の作業が進まなくて


放課後

一人教室に残って片付けをしてた。



「いねぇと思ったら、まだこんなとこにいたのか？」


「あ、頼．．」



突然教室に頼が来て
ビクッとした。



「まだ帰らねぇの？」


「あ、うん。もう少ししたら．．」


わたしがうつむき加減に話していても
頼は気付かず


話を続けた。



「どれ片付けんの？手伝ってやるよ。」

「ぃ、いい。大丈夫だよ。」


「ったく素直じゃねぇなぁ。」


頼は
強引にわたしが手にしていた筆とパレットを奪った。


『以外と優しいでしょ』



長谷さんの言葉を思いだす。