◆昨日よりもキミが好き◆
翌日、
昨日の出来事をリサちゃんに話した。
「あははははっ!いいじゃんいいじゃんっ。相手はあの永岡頼だよ?なびかない心芽が珍しいよ(笑)」
「だって態度なんてカナリ上からだよ?世の中の女子がみんな俺のものーみたいな!」
ほんとどんだけーって感じ。
リサちゃんと言いたい放題いってると
「ふーーん。」
どこかで聞いたことがある声が聞こえてきた。
ゲッ!!
振り向くと窓から
頼が顔を出していた。
「俺がなんだって?」
でたーーーッッ
永岡頼!!!
「やっほーっっ☆心芽ちゃん!」
隣には
宗太くんと朝野くん。
「あれ?特進科がなんでここに?」
と、リサちゃん。
「今日初の合同授業じゃね?」
私たちの学校では色んな科との交流を目的として
時々、一般教養の合同授業が組まれる。
クラスが半々に別れて
各クラスに移動するんだ。
「俺ら一緒だったんだね。」
相変わらず優しく微笑む朝野くん。
リサちゃんはすでに朝野くんの隣に座って嬉しそう。