◆昨日よりもキミが好き◆



扉をあけた先には
頼と長谷さん。



わたしは見てしまったんだ。



大好きでたまらない頼と
長谷さんのキスシーン..。



「な..にしてるの?」



わたしはぶわっと溢れた涙を止めることができなかった。



「っ!心芽!!」

頼はバッと長谷さんを自分から離す。



「な..にしてる..の?!」



「心芽っ!」

頼がわたしを呼ぶ声がすごく苦しかった。


冷静でいられないわたしと目があった長谷さんは
クスッと笑った。



「何してたって聞いてるのよっっっ!!!」



ショックと怒りと悲しさで心が引きちぎれそうだった。
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