◆昨日よりもキミが好き◆
「ごめん。」
わたしに頭を下げる頼の姿に胸が痛かった。
「謝るようなことならしないで。」
また目に涙がたまって頼の姿が霞んだ。
「悪かった。心芽を傷つけるつもりなんてなかった。」
そういわれるとわたしはますます涙が止まらない。
しばらく沈黙が続くと
「っつーか!来いっ!!」
いきなり命令口調で腕をひっぱられ
わたしは突然のことで何がなんだかわからない。
「!!な、なにっ?やだっ離して!!」