◆昨日よりもキミが好き◆

♯⑫未来!わたし達の扉!!




―――掲示板騒動から

数ヶ月がたって


外は木枯らしが吹いて寒い季節がやってきました。

毎日慌ただしく過ぎて行く日々。



わたしは

かじかむ手をふぅっとあたためながら
校門をくぐる。



「俺が温めてやるよ。」



後ろからふわっと暖かく大きな体温に包まれた。


「頼っ!!^^おはよぉ!!」



わたしたちは
忙しい日々に追われながら

ゆっくりゆっくりと恋を育んでいます。


頼がわたしの手を握る。
「冷てぇ指。」


見えない不安を抱えながらも
あたたかい温もりを信じて

まわりに押し流されてしまわぬように

未来をしっかり見つめて



さぁ。

わたしたちの扉をあけようっ!



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