◆昨日よりもキミが好き◆



「しょーがないな。」


わたしは教科書を机の真ん中に開いた。



「わりぃ」


そういって教科書を覗きこむ頼との距離がちかくて
思わずドキッとした。



..まつ毛なんてわたしより長いし。
ホントカッコイイんだなぁ。
みんなが騒ぐ理由も少しわかる。





ぼんやりそんなことを思っていると

「何見つめてんの?」


頼がいった。



「ばっ勘違いしないでよ!誰も見てなんかっ」


「慌ててんじゃん?」


不適な笑みで頼がいう。


「俺が気になっちゃうワケ?」


おもしろがってどんどん突っ込んでくる頼。


「気になるわけないじゃないっ//」


相変わらず
俺様態度な頼にたじたじしちゃって



そんなわたしに頼はおもしろがって
ちょっかい出してくる。


「んじゃ、もっと気になるようにしてやろーか?」

なんでそーなるのっ!//



今バカにしてフッて鼻でわらったし!!
< 21 / 210 >

この作品をシェア

pagetop