◆昨日よりもキミが好き◆
「しょーがないな。」
わたしは教科書を机の真ん中に開いた。
「わりぃ」
そういって教科書を覗きこむ頼との距離がちかくて
思わずドキッとした。
..まつ毛なんてわたしより長いし。
ホントカッコイイんだなぁ。
みんなが騒ぐ理由も少しわかる。
ぼんやりそんなことを思っていると
「何見つめてんの?」
頼がいった。
「ばっ勘違いしないでよ!誰も見てなんかっ」
「慌ててんじゃん?」
不適な笑みで頼がいう。
「俺が気になっちゃうワケ?」
おもしろがってどんどん突っ込んでくる頼。
「気になるわけないじゃないっ//」
相変わらず
俺様態度な頼にたじたじしちゃって
そんなわたしに頼はおもしろがって
ちょっかい出してくる。
「んじゃ、もっと気になるようにしてやろーか?」
なんでそーなるのっ!//
今バカにしてフッて鼻でわらったし!!