◆昨日よりもキミが好き◆
頼から携帯を奪いかえそうとしたけど
背伸びしても届かない。
「ほんと、背ちっせーな。」
「うるさいっっ!!わたしのケータイ早く返して。」
はいはいとめんどくさそぅに
わたしに戻した携帯の中に
頼の番号とアドレスが登録されてた。
「俺のアドレス忘れんなよ!」
そんなやりとりをしながら結局頼は
わたしを家まで送ってくれた。
「あの。送ってくれてありがとう。」
「別に。」
ぷっ。なんか素直じゃないの(笑)
家の門を開けて入ろうと手をかけたとき。
「心芽!!また明日な!」
頼の言葉に
わたしは笑い返して軽く手を振り
家に入った。