雨のワルツと月のダンス
部室の改装も終わり
今日は3人で部室に入る事になった
城島先輩はギターを
矢野さんはベースをするので
僕は必然的にドラムをする事に
「んーと、二人は自分の楽器持ってないよね?とりあえずちょこっと鳴らしちゃって良いかな?」
城島先輩は子供のような顔で言った
「良いですよ。結局ほとんど先輩のおかげでできた部ですし。」矢野さんがそう言ったので
僕も横でうなずいた
「んじゃ、やっちゃいまーす」
城島先輩はケースからギターを取り出し
「アンプ」に「シールド」をつなぎ
手際よくつまみをいじった
「いくよー」
城島先輩は右手を振り上げた