あしたなど・わかってたまるか・コノヤロー
音無はちょっとの間なんか考えて、めずらしく静かんなってたけど、またすぐに喋り出しやがった。


「本当の本気なのか?」

「マジ」

「東京行って、どうするんだ?」

「働く」




「マジ?」




音無が、マジとか言いやがった。
マジとか言うんだな、このオッサン。
若ぶったんか?


んあぁ〜〜、んな事より、さっきの妖精、何だったんだろあいつ。
すげぇ気になる。
だって、妖精なんだぜ?
なんかあんな奴、見た事ねぇよ。
すげぇフシギだった。
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