あしたなど・わかってたまるか・コノヤロー


「は?田口、おまえ、何聞いてたんだ??」


音無がマヌケ面でオレに聞く。

『は?』は、オレの台詞だっつーの…。ねみぃんだよ…。
エックスとか、知らねぇっつーの…。
エックスがどーしたんだよ。


「何聞いてたかも、わかりません」

「……おまえさぁ、もうちょっと真面目に出来ないのか?…なんでそんなに堂々と言えるんだ?」


音無が眉(極太)をひそめて、オレに言った
と同時に、授業しゅうりょーのチャイムが鳴った。


「はぁ…。田口、次までに、答えられるように勉強しとけよ…。
みんなも、こうならんように、各自、自習するように!」


音無のおたけびと共に、クソねみぃ授業が終わった。

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