あしたなど・わかってたまるか・コノヤロー
でも、それでもいいのかもしれない、私は。

ちょっとせつないけど…。

田口君は、私のことなんて何とも思っていないし、私が彼女になれる日なんて、きっと来ないもん。


だってね!
初めて髪を巻いて、田口君の前に現れた私に、田口君は、こう言ったんだよ。


「ユリおまえ、頭なんか変だぞ」
って!


頭じゃなくて髪だし、女の子に髪が変とか言うなんて、眼中にはナイって意味だもん。


それに田口君は、恋には興味がないしね。
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